泡ついとるぞー!
『入浴始めー!』の」号令の後、俺は真っ先にシャンプーで頭から洗う。
3分後には、タオルに石けんをゴシゴシして泡を立ててから体を洗い出す。
いつもこの流れで入浴時間を過ごすのですが、この前、いつものこの流れで入浴していると、オヤジのこんな声が聞こえた。
『中島ぁー!肩に泡ついとるぞ!』
俺は『はい!ありがとうございます!』と答えた。
しかし内心ではこうツッコんでいた!『まだ入浴開始して3分だぞ!そりゃ〜どこかに泡くらいついとるわい!逆に泡のついていない奴を捜しゃ〜て!そっちの方が、ウォーリを捜せより難しいーて!』と・・・。
ほんで俺がありがとうございますと答えた後に、オヤジがドスの効いた声で『おう!』と言った。
俺は、恐る恐る鏡ごしにそのオヤジの顔をのぞき見た。
オヤジももの凄い形相をしてこっちを見ていた。
俺はすぐに目をそらしたが、内心こう思っていた。
『その形相はプロレスラーの目だて!橋本真也でも乗り移っとるじゃないだろうね?
そうじゃないとしても、そこからインスピレーション受けてないとその目は出来んよ』と・・・┐(´~`;)┌