泣きそうになった手紙

俺はこうゆう性格からか、面会に来てくれた人にも、手紙をくれて返信をした人にも、悲しい素振りや、辛そうな面は一切見せてきていないと思う❗️

だって辛そうな面や弱った姿は俺様には似合わないと思っているからだ‼︎ガハハハハァー❗️

そんな俺も全力で涙をこらえなきゃいけない事が5つあった。

そのうちの一つが送られてきた手紙。

最初に文字を見た時は、送り主は3歳児なのか⁉︎と思える字だった！

本当に解読するのも難しく、そんな難字、この世に存在しねぇ〜よ！というような手紙に笑いながら読ませてもらった。

しかし、手紙を何度も貰っているうちに、その人がどれだけ苦労して手紙を書いてくれているのだろうと感謝するようになった。

何故なら、その人は病気を患っていて目がほとんど見えない状態で手紙を書いてくれていたから。

俺が出所したらコメダでシロノワールを奢ってくれると書いてあった。

でもその約束は果たされる事はなくなった。

俺の出所を待たずして、その人は天に昇った。

俺は前世とか来世とかは全く信じていないが、都合の良い時だけ来世を信じる！

だってシロノワールを奢ってもらわらきゃいかんもん(-_-メ)

今でも、たまにその人がくれた3歳児のような字で書かれた手紙を読んで笑わせてもらってる❗️

この笑い声と共に俺の感謝の気持ちが天に届いてほしいと思ったところで、それは生者のエゴにすぎないのかな・・・。